アメリカの大学に留学して初めての期末試験
こんにちは。週に1回のペースで、コーヒーを飲みすぎて気分が悪くなっているまなみです。現在アメリカの大学からロンドンに留学中ですが、ロンドンといえば、カフェとパブのイメージが強いと思います。私は課題は家でしたくないタイプなので、とくに週末はカフェばかり行っています。最近はほぼ毎日カフェでパソコンをカチカチしています。なぜなら、期末が迫っているからです。今回は、私がアメリカの大学に来て初めて体験した期末試験をご紹介します。
もくじ
1.アメリカの大学の期末試験とは
1-1.コミュニケーションのプレゼン&テスト
1-2.カギはシラバスをしっかり読むこと
1-3.スタディガイドというお役立ちツール
2.プレゼンもレポートも期末期間に!?( 泣)
3.先生の癖を読み取れ!
4.みんなはそんなに勉強していない?
5.まとめ
1.アメリカの大学の期末試験とは
多くの学生がストレスを感じる期末期間。アメリカの多くの大学はThanksgiving(感謝祭)の休みの直後に期末期間を設けています。
また成績は紙のテストだけでは決まりません。期末期間もテストだけとは限らないのです。
1-1.コミュニケーションのプレゼン&テスト
さて、Thanksgivingで美味しいターキーやパイを食べている際も頭の片隅には「期末」(笑)、でも私も含め多くの人はそっと片隅に置いたままにして、結局は休み中は何もしないのが現実です。
私は、コミュニケーションのプレゼンと試験を1番心配していました。というのも、他の科目はいままでの定期テストや提出したレポートが最終成績の半分以上を占めていました。一方でコミュニケーション 、は期末試験中に行われるプレゼンとテストが大半を占めていたのです。また、日頃の小さなテストの成績もあまりよくなかったので、「期末期間中が勝負」だったのです。

1-2.カギはシラバスをしっかり読むこと
アメリカの大学では、テストだけが成績に反映するわけではないと知っている人は多いと思います。
期末期間中も、テストが行われるだけではありません。いままで学んだことをアウトプットするプレゼンやレポートもあります。このレポートはプレゼンの内容をまとめるだけの場合もあれば、まったく違うテーマの場合もあります。
また、期末テストは、その学期で学んだことすべてを問われる場合もあれば、中間試験後の内容だけを問われる場合もあります。
このように科目によって成績のつけかたや期末の内容が異なるので、シラバス(授業初日に配布されるその科目の概要)をしっかり読むことが大切です。もう耳にたこができるほど聞いていると思いますが、もう一度言います。シラバスを隅から隅まで読んでください!
1-3.スタディガイドというお役立ちツール
シラバスに加えて、私がいつも確認するのはスタディガイドです。
これは、テストに出る確率が高いトピックやキーワードがまとめられたプリントです。科目によってスタディガイドが配られたり配られなかったりしますが、このスタディガイドの有無で勉強方法がガラリと変わります。スタディガイドがあれば、友だちと一緒に1つずつ重要箇所を確認できます。
2.プレゼンもレポートも期末期間に!?( 泣)
アメリカの大学の期末は、とにかく大忙しです。テスト以外にもプレゼンやレポートがありますから大変です。
「テスト勉強以外にも、取り組まなければならない課題があるなんて・・・」と思う人もいると思います。私の場合、レポートを作成しつつ、それに飽きたらプレゼンの準備、それも飽きたらテキストを読みながらテスト勉強、という具合にローテーションで取り組むことができました。
私は、集中力があるタイプではないので、内容を変えることが息抜きにつながり、結果的には生産性の高い期末期間を過ごすことができたと思います。

3.先生の癖を読み取れ!
先ほど、シラバスをしっかり読むべきと書きましたが、シラバスは作戦を立てる際のヒントになります。
というのも、シラバスには先生の性格が表れていることが多いからです。細かいことまでびっしり書かれたシラバスもあれば、大まかなことだけ書いてあるシラバス、同じようなことが何度も書かれてあるシラバスなど、さまざまです。
先生も人間です。先生の癖はテストやレポートの採点に大きく影響します。私は、先生がよく使うワードをレポートやプレゼンに盛り込んだり、テスト問題を先生のパッションから予想して勉強するようにしています。
もちろん、100%結果が出るとは保証できませんが、何も考えずに取り組むよりはいいと思います。
私のアメリカでの課題に対する姿勢は「真面目に取り組むのではなく、賢く取り組む」です。課題に対して真正面からアタックするのではなく、いろいろな抜け道を探します。
入学してすぐのときは、シラバスから先生の癖を読み取るのはむずかしいと思いますが、クラスをとればとるほど、気づきが多くなると思います。先生の意図していないメッセージを受け取り、うまく利用する。このように作戦を立てて取り組むことが大事です。
決して、真面目に点数をとりにいかなくてもいいのです(笑)。ずる賢く、貪欲に点数をとりにいきましょう。
4.みんなはそんなに勉強していない?
1年目の期末期間中、ずっと違和感を抱いていました。それは、「あれ、私だけ期末に対する思いが強すぎじゃない?」でした。
日本の高校では、期末期間は10分休みも勉強、テレビを見ると罪悪感に襲われるのでテレビも禁止で、ひたすらテストのことを考えていました。
それに比べて、アメリカの大学では「ま、こんなもんでいいか」という姿勢でテストやその他の課題に取り組んでいる学生が多いと感じました。
いままでのクラスの多くはIndependent Scheduleを採用していました。これはテストが決まった日に行われるではなく、4,5日間のうちのいつでも受けることができるシステムです。
初日にすべてのテストを受けてしまえば、かなり早く冬休みを迎えることができます。
私はもちろん「ギリギリまでテスト勉強でしょう!」と思い、日本に帰る飛行機はIndependent scheduleの最終日よりも後の便を予約しました。
ところが、Independent scheduleが始まると、みんなすぐにテストを受けてキャンパスから去って行くのです。
一緒に勉強していた友だちでさえ「もう、いいや。早く帰りたいし」と2日目にテストを受けて笑顔で去っていきました。友だちがどんどん去っていく中で1人で勉強するのはとても寂しかったです(笑)。
そのときは「どうして、みんなギリギリまで粘らないのだろう?」と疑問でしたが、最近は慣れてきて「そういうものなのかな」と思うようになりました。
でも、私は未だにギリギリまでテスト勉強する派です。友だちの「潔さ?」は尊敬しつつ、自分は自分らしく期末に臨んでいます。

5.まとめ
アメリカの大学では、新学期が始まるとあっという間に期末がやってきます。とくに留学したばかりの年は、戸惑ったり不安に思ったりすることがたくさんあると思います。そんなときは、正直に友だちや先生に助けを求めることをオススメします。
私は学期が始まってすぐに先生に期末の質問をして「いや、まだ早すぎるでしょ」と笑われたことがあります(笑)。それくらい不安でした。
それでも期末を何回かこなすと、自分の勉強スタイルを見つけることができました。とはいっても、やはりやることがたくさんあって、「何から始めたらいいかわからないー(汗)」とパニックになることもあります。
1つひとつの課題を終わらせたときの達成感を楽しみにしながら、体調には気をつけて過ごすように心がけています。
投稿日:2020年04月08日(Wed)

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