アメリカの大学に合格するために、「いま」やるべきこと
こんにちは。現在船旅(Semester at Sea)に出ているまなみです。思い返せば去年のお正月にこのプログラムをテレビで観て、母と一緒にパソコンで調べたのが始まりでした。「これは絶対に参加すべきプログラムだ」と感じたことを覚えています。
しかし、そこから1年の道のりは長く、途中で何度か投げ出しそうになりました。そんなときも支えてくれた家族に感謝しています。出発の前の日まで、期待と不安を何度も行き来していました。大学に入学する直前と同じですね。このSemester at Seaというプログラムについては、次回以降、詳しく書いていこうと思います。
今回は、アメリカの大学への出願についてお話しします。

アメリカの大学は書類審査で合否が決まる、ということは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。それらの書類には、学校の成績や、先生に書いていただく推薦状などがありますが、ただ書類をそろえればいいわけではありません。書類をそろえる前にもできることはたくさんあります。
以下に、アメリカの大学への実際の出願手続の前に取り組んでおくといいことを、私の経験をもとに述べます。アメリカの大学へ留学しようと思っている人はぜひ参考にしてください!
課外活動に取り組もう
アメリカの大学へ送付する願書には、これまでに行ってきた課外活動を記入する欄があります。奨学金の交渉を大学にする際にも、アピールとして送る場合もあります(実際に私がしました)。つまりこれまで取り組んできた課外活動の内容が、合否にも、奨学金の額にも影響するのです。
ただし、願書の記入欄を埋めるためだけに、やたらとたくさんの課外活動を書くことはオススメしません。

アメリカの大学のオフィスの人は、数え切れないほどの願書を読んでいます。願書に書くためだけにした課外活動はきっとバレます(笑)。
また大学によっては面接が行われますが、その際は、どんな課外活動をしたかではなく、その活動から何を学んだのかを聞かれる場合も少なくありません。
大切なのは、自分が貢献できる方法を見つけて、できれば長く続けられそうな活動に参加すること。
私は、アメリカの大学への留学を志す前から、サマースクールやキャンプの運営にかかわっていたので、願書の記入欄を埋めるためだけの課外活動を探さずに済みました。
いざ課外活動をしようと思っても、どのような活動を探せばよいのかわからない人もいると思います。そういう人は、まずは身近な活動に顔を出してみてはどうでしょうか?
1つの課外活動を通じて、他の課外活動を知ることもあります。とにかく早い段階で行動することをオススメします。
TOEFL®テストの勉強を始めよう

留学する人の多くが不安に感じるTOEFL®テスト。
まず言わせてください。
受験料が高い!
私がいままで受けたテストと比べものにならないほどお金がかかるテストです。
私はアメリカの大学への進学を決めてからも、なぜか高校では国公立を受ける人のための特別クラス、いわゆるトックラにいました(笑)。クラスメイトのみんながチャートや語呂集を持ち運ぶなか、分厚いTOEFL®テストの参考書を毎日持ち歩いていました。私は小学生の頃は、実際にカバンの紐が切れるほどの荷物を持って塾に通っていたので、それ自体は苦にはなりませんでしたが(笑)。
アメリカの大学の出願期限ギリギリになってTOEFL®スコアのことで悩まないためにも、いまのうちからTOEFL®テストの勉強を始めましょう(もちろんIELTS™でもかまいません。IELTS™も受験料は高いですよねー)。
スコアによって、出願できる大学が変わる場合もあります。とくに出願期限が迫ってくると、TOEFL®テストの勉強までなかなか手が回らないので、時間をかけてコツコツ勉強を積み重ねていくことが大事です。
在学校の先生に説明しよう

アメリカの大学に出願するためには、在学中の高校(や大学)の先生のサポートが必要です。
できるだけ早いうちに、担任の先生に留学の意思を伝えて、推薦状や成績証明書、卒業証明書といった書類が必要になることを説明しておきましょう。
私は福岡の私立高校に通っていました。海外の大学に進学する人が周りにほとんどいなかったので、先生には栄 陽子留学研究所の説明会で聞いたことを伝えながら、これからどのような書類をお願いしたいのか説明しました。
海外の大学への出願に馴染みのない先生には、アメリカの受験システムは日本とはまったく異なることを知ってもらう必要があります。
私は先生に推薦状をお願いしたとき、「日本はへりくだる文化がありますが、アメリカは目一杯アピールをする文化なので、盛り気味で推薦状を書いてください」と言いました。
志望大学の出願期限を調べよう

当たり前のことですが、出願期限までに書類を提出しないと、アメリカの大学は入学審査をしてくれません。
大学によって期限はバラバラですから、各大学のホームページで調べる必要があります。
・留学生の期限は別にあるのか
・奨学金を申請するための期限はあるのか
・国際郵便や国際宅急便にかかる日数
など、知るべきことはたくさんあります。
また年度によって出願期限が変わることもあるので、大学のホームページをこまめにチェックして、最新かつ正確な情報を得るようにしておきましょう。
まとめ
今回は、アメリカの大学への出願手続にとりかかる前からできることをお話ししました。
出願書類の提出を終えても、何かの手違いで必要書類が届いてなかったり、思ったほどの奨学金がもらえず交渉することになったりと、次から次とやることが出てきます。
出願時期に慌てないためにも、いまできることはいまやっておくことがとても大切です。
「アメリカの大学に留学したいけど、まだ準備に取り組むには早すぎるかも?」というかたは、上に述べたことをまずは始めてみてはいかがでしょうか?
投稿日:2020年04月08日(Wed)

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