アメリカの大学で学ぶ留学生のとある1日
こんにちは! アイオワ州のリベラルアーツ・カレッジ(※)に留学中のさなです!私は月・水・金曜日にプレゼン、アジアの歴史、中国語の授業(各50分)を、火・木曜日は修辞法と音楽の授業(各1時間30分)をとっています。アメリカの大学では、1学期にとる科目の数は少なく授業時間も短いので、勉強は大変ですが自分の好きなことをする時間も十分にあります。
今回のブログでは、留学中のとある水曜日の私の生活を切り出してご紹介したいと思います!
(※)リベラルアーツ・カレッジ:アメリカの小規模四年制大学。専門性の高い研究よりも、幅広い教養・価値観・視野を養うことを重視する。学生たちは寮生活を送り、将来のリーダーとしての素養を身につける。

もくじ
1.起床から朝食まで
1-1.目覚ましのアラームで1日が始まる
1-2.朝ごはん
2.朝の予習タイム
3.授業スタート!
3-1.授業1:ESLプレゼン
3-2.授業2:アジアの歴史
4.ランチから午後にかけて
4-1.授業3:中国語
4-2.教授とのミーティング
4-3.自主勉強
5.夕飯
6.就寝まで
6-1.ジムとサウナ
6-2.明日に備えて
1.起床から朝食まで
私は朝型人間ではないので、朝に目を覚ますのがとても大変です。また、朝は頭が働かないため、自分の中で毎日することを決めて、それに従って授業の準備をしています。
1-1.目覚ましのアラームで1日が始まる
この日、目覚まし時計のアラームとともに、いつも通り8時に起きた。「あと10秒で起きないと!」と自分に言い聞かせながら、気合いでベッドから出る。顔を洗い、歯みがきをして、前日に決めておいた洋服に着替える。朝は頭が働かないので、いつも何も考えずただひたすらに準備する。
1-2.朝ごはん
そして、目を覚ますために朝食を食べにカフェテリア(食堂)へ。朝はあまり人がいないため、1人で音楽を聞いたり、メールやSNSをチェックしたり、授業の予習が終わってないときは教科書を開きながらごはんを食べる。カフェテリアの食事は基本的にあまりおいしいとはいえないが、朝食は昼夜に比べておいしいので、1日の中ではこの時間が小さな幸せだ。

2.朝の予習タイム
朝食が終わって授業が始まるまで時間があるので、授業の予習を部屋でする。この時間は自分の体を授業モードにするのにとても大切な時間だ。まだ外は寒いのでできないが、暖かくなると外のベンチで予習をする。空気が澄んでいてとても気持ちよく、目もきっちり覚める。

3.授業スタート!
授業が始まる。上述の「朝の日課」をこなして、授業は毎日完璧な状態で受けられるように心がけている。1回1回の授業をおろそかにしないという意気込みで授業に望む。
3-1.授業1:ESLプレゼン
1つめの授業は10時からのESL(English as a Second Language:英語を母語としない学生のための英語の授業)のプレゼン&文法のクラス。通常の授業とは違うアットホームな雰囲気の授業だ。教授はとてもおもしろく、学生の数も少ないため、先生と学生との距離が近く、発言する機会がたくさんあってとても楽しい。余談も含めてとてもためになる授業である。
私の大学ではESLは単位として認められず受講する必要はないのだが、自分の英語力を上げるためにも、たくさん話して目を覚ますためにも受けている。
私は人前で緊張してしまう性格なのだが、この授業で意見を言ったりプレゼンしたりすることを通じて、人前で話すのに慣れてきた。
今日の授業では次回のプレゼンのトピックを決め、アウトライン(構成)を書いた。
3-2.授業2:アジアの歴史
プレゼンのクラスが終わると、10分の休み。その間に別の校舎に移動。短い時間でキャンパスの端から端に移動するのは大変だが、よい運動になる。このクラスの学生数は25人。私の大学では、規模の大きいクラスだ。私はいつも最前列に座る。今日は抜き打ちのクイズ(小テスト)があったが、朝の予習タイムのおかげで、クリアできた。
この授業は、基本的に先生が話すというスタイルだが、授業の理解度を確かめたり、復習のために学生に質問を投げてくれる。
4.ランチから午後にかけて
お昼は基本的にカフェテリアで友だちとおしゃべりをしながら食べる。しかし、ランチの後も授業があるので、できるだけ急いで食べて、次の授業に備える。
今日は、中国語の授業の暗記するパートが終わっていなかったので、食後カフェテリアで勉強した。
4-1.授業3:中国語
スピーキングがメインの授業で、とにかくたくさん話す順番が回ってくる。とくに予習が大切で、予習でやってきたことを授業で披露する。今日は新しいパートに入り、暗記が完璧でなかったため、いつもよりハードだった。
4-2.教授とのミーティング
毎週水曜日はESLの教授と会うことになっている。質問があればそれについて答えてくれるし、質問がなければ1週間にあったことを話して、英語力アップの手助けをしてくれる。勉強だけでなく、生活まで気にしてくれるとても優しい教授だ。
今日は、夏休みに日本に一時帰国するので、その間どのように英語力を維持するか相談した。最終的に英語の本を毎日読むようにしようという結論になり、オススメの本を教えてくれた。
4-3.自主勉強
1日の授業が終わると一気に力が抜ける。疲れたときは部屋に帰って昼寝をするが、私は1回昼寝するとそのまま寝続けてしまうため、目覚ましとアラームが必須だ。今日は昼寝を我慢して、図書館で宿題に手をつける。昼間の図書館はそこまで混んでいないので、いつものお気に入りの席に座る。夕飯の後は眠くなってしまうので、できるだけ日中のこの時間で終わるようにがんばる。

5.夕飯
夕飯もランチと同じく、基本的にカフェテリアで友だちとおしゃべりをしながら食べる。約束をしなくても、必ず知り合いに会うことができ、次々に友だちがやってきて、大きなテーブルいっぱいに人が集まる。
食べ終わってもそのままおしゃべりが終わらないので、1時間半くらい居座ってしまう。
友だちに会えると勉強で疲れていても、幸せな気持ちになれる。なかなか遊ぶ時間がとれない平日の、とてもいい息抜きだ。
6.就寝まで
夕飯が終わり、自分の部屋で少し休憩したあと、また図書館に戻って勉強。図書館がみんなの溜まり場になっていて、必ず友だちに会える。
人に見られながら勉強したり、みんなががんばっている姿を見たりすることで、勉強のモチベーションが高まる。
6-1.ジムとサウナ
勉強が一段落したら、自由時間。なかなか自分の思い通りに勉強が終わることはないが、気分転換も兼ねて遊ぶ時間は大切だ。今日はジムとサウナに行った。
ほとんどのアメリカの大学には立派なジムがあると思う。運動は脳の働きをよくするとも聞いたので、気分が向いたらたまに行くように心がけている。走ったり自転車を漕ぎながら、暗記物の勉強をすることもある。
ジムの後に行くサウナは最高だ。アメリカでは風呂に入る習慣がなく、基本的にシャワーだけなので、サウナはとても贅沢な時間である。

6-2.明日に備えて
シャワーを浴び、寝る準備ができたら、暗記物を布団に入りながらやるのが日課だ。今学期は中国語や歴史の科目で暗記が多い。そして、今日1日を振り返って、明日に備える。
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以上、アメリカの大学に留学中の私の1日でした。いかがでしたか?
平日は、ほとんどの時間を図書館での勉強に費やしていますが、休日には遊びに出かけたり、ゆっくりしたりと、メリハリのついた生活を心がけています。平日は朝食の時間と、布団に入る瞬間を楽しみにしています。
アメリカの大学に来て、勉強を含めてやることがたくさんあるので、スケジュール管理が上手になったと思います。毎日勉強に追われていますが、とても充実した毎日を過ごしています。
少しでもアメリカの大学での留学生活に興味をもっていただけたら嬉しいです!
さなさんの記事一覧
・第1回 英語ができない私が留学を決意した理由
・第2回 「大好き!」と言える大学に留学できた
・第3回 アメリカ留学に避けて通れない「エッセー」とは?
・第4回 私のアメリカ留学がいよいよ始まった!
・第5回 留学すると7kg太る? アメリカ大学生の食生活
投稿日:2018年07月28日(Sat)

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